本物と付け焼刃

遅く起きてきたダンナにトーストを出す。
台所から戻ってみると、彼はおこたの上に出ていたリーフレットを読みながらトーストを食べていた。


私の場合、家で何かを食べながら見るのは「マンガ」なんだよな。
勿論本は好きだし最近は特に読んでいるけど、「ながら」の場合はもうちょっと流し読みのできるマンガを読んでしまう。
そういえばこないだの温泉で熱帯園に行った時も、回りながら解説文とかがあると彼はその都度
立ち止まって読んでいた。
私は解説はほぼスルーで、動物をとにかく見て回っていたので私が先行しがちだった。


ああいうのを本当の「活字好き」って言うんだろうなー。
さすが編集者というか、やっぱりそういうもんなんだろうか。 同僚諸氏もえらい読書家だったり妙に日本語に厳しかったりするし。
私もちょっとは読む方だと思っていた(思いたい)けど、実際一月にどれだけ本を読んでるかと言われると大した冊数は上がらない。
ゲームがあればゲームを、ネットがあればネットをやってしまいがちだ。
別に本好きが優れているとか言うつもりはないけど、自分は本好きの部類に入りたいなといういささか幼稚な憧れがあったりなかったり。


頑張る類のものじゃないけど、なんかちょっと意識してしまうのです。