補足のようなもの

http://d.hatena.ne.jp/jizou/20040727 さんよりTBを頂く。
先日のお遍路さんネタについて(言い訳とかケンカのつもりでは全くなく)補足なぞ。


繰り返すがお遍路さん自体を非難はしていない。
遍路をすることによって心の昇華や浄化になるのなら、それはいいことだと思う。
その己の目的の限りなら何周でもしていいと思う。


ただ、よっくんがそうなのかと言えばそうではないと思った。
彼が報道されている番組を見て、「ずっとやってるから、おばあちゃんが喜ぶから、大人がちやほやしてくれるから」という雰囲気が私には見えた。
そもそもが供養であれば自分の写真満載のカレンダーなんか売る必要はない。
おばあちゃんも本を出版する必要はない。
カレンダーと本が供養だと言われればグゥの音も出ないが。


個人的にはお遍路は「楽しむもの」ではなく「労苦により自身を清める」「努力を仏に捧げる」ものだと解釈している。
そういう意味ではバスツアーだタクシーツアーだは全く感心しない。
体が追いつかないというなら、できる範囲だけでも心をこめて足で回ればいいと思う。


よっくんがやりたいというなら、やればよい。
ただそれは「誰にも褒められなくてもやりたい」であるべきだというのを、周囲の大人は彼に教えておいてほしい。
そしてそれとは別に「お遍路」の意義を、自分たちがやっていることの目的と内容を振り返りもせずにただ「あらーかわいいわねーえらいわねー」で盛り上がって、判断力のない子供を連れ回しマスコット化している大人に対して「ばっかじゃねーのー」と言ったつもりである。


ま、「やりたきゃやればいいんじゃねーのー」で終了なんだけど。
ダンナにもそう言われたしナー。