Producing ideas

kashmi_r2005-01-24

アイデアのつくり方

アイデアのつくり方

イデアというものが人間からいかにして生まれるかのプロセスを明確に記した本。
広告業界ではバイブルとされている(らしい)。
しかしその価格777円にして本文わずか62ページ、やや翻訳翻訳していて読みづらい所もあるが、内容は実に簡潔かつ具体的。 興味があったので買ってみました。


まぁ概要を書いてしまうとこの本を買わなくて済んでしまう(ぐらいに良い意味で単純な内容)のですが(笑)。
完全に避けて通っては感想が一言も書けないのでwww


時々ありますよね、必死で脳味噌絞ってのたうちまわってもずーっと何も浮かばなくて、ちくしょうもう知らーんってフテ寝したり遊びに行ったりしたらポっとアイデアが出て解決しちゃうって事。
あれはラッキーでもなんでもなく、正しいプロセスを経たが故の結果だったという事を保証してもらいました。


私の場合お話書きを始めてからこういう局面に遭遇することが多くて(というかこれまでの人生、PGを別にすれば、アイデア捻出という作業を意識的にする局面そのものがほとんどなかった。ま、骨の髄まで『受け取る側』の人間だったし)、その「ポっ」と浮かぶ瞬間に至るまでになんとなく似通った道程があるなーとは思っていたので、ああやっぱり、と思ったわけですが。
あの浮かばなくて悶々とする時間もまた「ポっ」に至る為に必要なプロセスであると詳らかにしてもらって大変に嬉しく頼もしく、目の前の霧に進んで飛び込む事が結局は近道だと確信することができたのは大きな収穫と言えましょう。


内容が斬新かとか画期的かとかいう所にこの本の価値はなく、ここにある4つの段階を明確に意識しているか否かでその人の創作の足取りに大きな違いが生まれることが保証されるものです。