殺さば殺せ

クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識 (講談社ノベルス)

「戯言シリーズ」猛然と消化中。 第２作。


この人の文章がどうしてこんなにも「読ませる」のか、未だに判らない。
リズムかなぁ。 迷彩かなぁ。 口述調かなぁ。 たたみかけかなぁ。
全部かなぁ。 まだ判りません。


いーちゃんの煮え煮えっぷりが絶好調。 最高に絶望的で身悶えするほど可愛い。
他者に対して積極的な感情を持てない、自分に対して期待を抱けないタイプの人間を私は何故「可愛い」と思ってしまうのかもまだ判りません。 いやー感想になってないな(笑)


つーか哀川さんレギュラーでしたか！ ばんざーい！！ マンセー！！
もうねメロメロなんですよメロメロ。 サイコーですカッコイーです。 いーちゃんじゃないけど私もあの人になら殺されてもいい。
というか、
あの赤い請負い人に
頚動脈を舐めてもらえるなら
わたくし５万でも１０万でも出します


うそですそんなに可処分所得がありませんでしたごめんなさい。

そんなところまで。

「世界ふしぎ発見！」で、トンパ文字で有名なナシ族の子供達の授業風景が映されていたのだが。
そのうちの一人の教科書に貼ってあったシールが！
クレヨンしんちゃん！！
そしてピカチュウ！！(笑)


いやーなんつーか。
日本のANIMEはどこまで行くんでしょうな。

皆、人の子だ

犯人に告ぐ

「劇場型犯罪」に「劇場型捜査」で立ち向かう警察小説。


タイトルや煽りからして、マスコミと警察と犯人のダイナミックな騙し騙されの捕り物劇、という先入観で読み始めたのだが、どうやらキモはそこではなかった。
劇中の人々の繊細な心の動きや強さ弱さ、凶悪な犯罪というものに係わる者、巻き込まれた者の人間らしく人間臭いふるまいが丁寧に書かれた作品だった。
なので少し肩透かしを食らったような気持ちにはなったが、犯罪者とて皆と同じ人間なのだ、何か特別な存在だと思っていては目が曇る、という訴えかけや、巻島のストイックさや津田の暖かさ、植草のダメっぷり(笑)などはどれも実に人間らしく、面白かった。


作者の雫石氏の得意分野（？）は「家族愛」なのらしい。
それを先に知っていたら、もう少し正しい着眼点で読めたかもしれないと思う。
そして「小説としては優れていると思うけど、『ミステリー』としてはどうだろう？」という気もした。 でも「このミス」１位。

もっと図々しく。

近頃豆乳な我が家。


久し振りに美容院に行ったら、それだけで疲れてその後の買い物をギブアップしました。
切ってくれたにーちゃんと割と楽しく話したはずなのに、知らない人との会話で何をそんなに消耗しているのか。
しかもこっちが客なのに。 こう思うがままに振る舞ってもいいはずなのに。
なるべく楽しくせねばならんという、エンターテインメントとは違うコビ売りのようなものが常に働いてしまう肝の小ささよ。

擬人化の限界

どーでもいいからシャークテイル早く終わってくれんか。
ひたすらキモいねん。 絵が。 下手すりゃ機関車トーマスより。
日本人にあのテイストは無理じゃろ。 もはやシーマン直前ですよ。 親しみをアピールしてる分こっちのが怖い。 魚と人の顔をヤマト糊でくっつけたような恐怖の違和感。 ピクサーだかなんだかだというだけで輸入すなや。 頼むから。


要は山の手の車体側面フル広告に激しく萎えということです。

マンセー！ 巨大掲示板マンセー！

さて、物凄い勢いで次のお話を書いているわけですよ。
そりゃもう仕事もほっぽらかしで。 つーかないんだもん仕事。
まぁ常識としてモニターの後ろを人が通るたんびにテキストエディタを最小化するのだが（常識の使い所が遅い）、そのあまりの筆のノリっぷりに、周りの人があちこち動く度に「いいから動くな座れ落ち着けじっとしてろ」と口の中で呟く始末。
もうね、ひどい社員。 口惜しかったら仕事を与えろ。 これだから国の機関は。 ごめんなさい嘘ですすいません。


で、そのお話の中で、ウェーバー作「魔弾の射手」の「猟人の合唱」という歌の歌詞を、独語と日本語訳の両方どうしても使いたくなってしまいまして。
とりあえずググってみてもかろうじて日本語訳がひっかかるだけで、ちと困っていたわけです。
そのシチュエーションにある程度沿ったクラシックの「歌」ってのが他に心当たりもなく（っつかそんなに多く知るはずもない）、最後の手段だとばかりに、先程某2chのクラシック板で聞いてみた、ところ。


すげぇよ匿名巨大掲示板！！ わずか12分で、スコア直載せページのアドレス教えてくれよった！！
ぼかぁ感動したよ、割とマジで。 ネット歴は決して短くないけど、久々にいい恩恵こうむった。 モチはモチ屋。 さすがです。 SSGです。


というかクラシック板のスレタイがあなどれない。 まさかこんなもので笑うとは。
「南無妙ホーレンシュタインpart2」だの（しかも続いてんのかヨ！）
「大阪人は演奏会に来るな」vs「関東人は演奏会に来るな」だの（明らかに後者が後スレでワロタ）
「クラオタとアニオタを兼任してる奴集まれ」だの（俺のことかー！！）
「ヘルベルト・フォン・○○で1000を目指すスレ」だの（おまえら尊敬してるのかどうなのか）
「人生を諦めたらブラームス」だの（ブラームスも草葉の陰で泣いています）。
なんてのでひたすらウケたり質問したりしてたら書けないっつの。 勘弁してくれ。

小さくて可愛い女の子というのは

ベルセルク (28) (Jets comics)

相変わらずドラゴンボールで言う所のクリリン的ステータスで頑張るガッツ君がどんどん人間離れしていく様が見事。
というか今回は（も）キューツです、シールケたん。
小さくて可愛い女の子というのは何をやってもどんな格好をしてもハマってしまうという人の子の呪いを目の当たりにするわたくし。
他には例えば、バストアムーブのショーティとか。 マニアックですかそうですか。 そうでもないと思うんだけどなぁ。