最近の本達
講談社『類語大辞典』の研究―辞書がこんなに杜撰でいいかしら
- 作者: 今野緒雪,ひびき玲音
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2004/12/25
- メディア: 文庫
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を本日同時買い。 パっと見ムチャクチャというかどっちに転んでもダメなひとだ。
イン ライブラリーは、連載で書かれた番外編数編を書き下ろしで串刺しにしたものだった。
番外編はそのつもりで書かれたものではないらしいので、後から書き下ろしで関連付けている都合から話同士の距離が遠く読むのにやや力がいったが、「本」というキーアイテムで貫かれた短編集という作りは興味深いと思う。
個人的には「桜伝説」が面白かった。 こういう小粒でぴりりとするショートショートのようなものは好き・・・というか、私が今現在そういう技量を会得したいとも思っているのだろう。 と後から思った。
じゃなくてー。
萌え度はどうなのとか今回紅薔薇姉妹はどうなのとかそういう観点からするとですね。
ぶっちゃけやっぱドリルが妹になるのかいとか祥子様出番少な杉とか蟹名たんはまぁもちつけとか色々あるのですがええ。
そういう読者からは味の足りない一冊になるんじゃろうなー。
私はいつもよりかきっちり読めたけど。 いや、半年前の私だったら「味足りねー」って言ってたろうなwww
「類語大辞典」の方はこれから。
パラっと最初をめくっての
「講談社の『類語大辞典』を買った、法外に面白い辞書だから貴兄も購うべし という内容の〈誘惑慫慂メール〉をもらった。・・・」
という一文だけでもう脳味噌がその歯応えに喜んでボリボリと笑っているのが聞こえる。
辞書といういわば「権威」をきっちりひん剥いて餌食にするという、実に私好みの内容のようで期待大。
だから今回は読み終わるまで次を買うなよ、おれ(笑)
- 作者: ジョナサン・ストラウド,金原瑞人,松山美保
- 出版社/メーカー: 理論社
- 発売日: 2004/11/24
- メディア: 単行本
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待ってましたのバーティミアス第2巻。
今回はナサニエルが政治の舞台に殴り込む・・・というか翻弄されしがみつくお話(笑)
幼い彼が「矮小な野望家」に身を落とす様が描かれております。
そんな彼を3巻にリレーする、かつ当時の世界を席巻、牛耳る魔術師の足下にうっすらと入っているヒビを浮き彫りにするというのがこの巻の目的であったのだろうかとか思ったり思わなかったり。
今回が云々よりも、次が楽しみになった、というのが主な感想です。
- 作者: 美内すずえ
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2004/12/16
- メディア: コミック
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6年越しですよ6年越し。 どんなマンガか。
いきなりケータイ登場ですよ。いやぁ時代はどうするのかとは思ってましたけど、進めてきましたか。
あと桜小路君が不憫でならねぇ。 つーかしっかりはっきりしろ、もう。
いやしかし驚くほど話が進んでなかった。 6年という数字がなければ普通かと思うが。
というか今日見たら地元の本屋で1巻から41巻まで並べてましたよ。 買う勇者いるのかwww
いや、1巻とか見てちょっとグラっと来ましたけどねwww
- 作者: 吉田基已
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/12/21
- メディア: コミック
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はっはっは、いきなり終わってました(笑)
とはいえ、個人的にはこれで正解というか、いいと思う。
ダンナは「落ちてねぇぇぇ」と悶えてたけど、私は最後のお兄ちゃんのセリフと七夏たんの表情がこのマンガの最終目標だったんだな、という感想を持ちました。
もっとドロドロしたり悶々したりとかが見たかったーというダンナの叫びに、このマンガのテーマはそこじゃないんだよ多分と黙ってほくそえむイヤな妻(笑)